2007/10/21 刈場坂峠

2007年10月21日
コース 多摩湖~山王峠~山伏峠~国道299~丸山林道~大野峠~刈場坂峠~正丸峠~山伏峠~小沢峠

参加メンバー
あおちゃん ・ Dandelion ・ リーダー ・ よっしー

またまた行ってきました、「ツール・ド・奥武蔵」第2弾。

今回は、前回より更に奥地の丸山林道越えのコース。峠をいくつも超える、かなりハードなコースとなりましたが、メンバーそろって「ガッツリ走りたい!」という希望で決定しました。

いつものように多摩湖下のコンビニで補給食を調達し、今回のルートを山王峠経由と決めスタート。この日の天気は雲ひとつ無い快晴で、朝の寒さも治まって、気持ちの良いサイクリング日和となりました。

青梅街道~岩蔵街道~岩蔵温泉と順調に進み、最初の峠、山王峠に差し掛かる。でもここはまだまだ序盤も序盤ということで、足を使わずスローペースでクリア。峠を下り、名栗川沿いを山伏峠目指して進む。この辺りに来ると、たくさんのサイクリストとすれ違う。本当に自転車人口が増えていることを実感します。

名栗川沿いを気持ちよく進み、有間ダムの分岐を経て山伏峠の麓に到着。水分補給、トイレ休憩をしてヒルクライム開始。普段ならこの山伏峠が最終・最難関となるのだが、今回はまだ始まったばかり。とはいえ、この山伏峠は難易度が高く、苦難が予想される。

上り始めは非常にゆっくりしたペースで、会話をしながら楽しんで上っていたのだが、しばらくすると、先頭が無言になり、次第にペースが上がっていく。ナフタレンの臭いの材木置き場を過ぎた辺りでは、いつものペースになって、集団はバラバラになってしまう。結局いつもと変わらない疲労状態で峠に到着。この先大丈夫か!?

今度は峠を国道299方面へ下る。下りきって国道に出たところが正丸トンネルの出口となる。改めて居場所を確認し、丸山林道入り口を目指す。国道299をほぼ下り基調で進み、一気に丸山林道の入り口に到着。ここまで来るともう秩父、ずいぶん遠くまで来てしまいました。

いよいよメインのヒルクライム!距離はおよそ10km。
この丸山林道は、前半~中盤位まできつい勾配に所々檄坂が盛り込まれていて、後半にかけては、勾配が少し緩むものの、やはりきつい勾配が続く難コースだ。

上り始め早々から、コース初参加のDandelionさんが悲鳴を上げる。先頭も待つ余裕がないのかペースがなかなか合わず、バラバラになりかける。しかしまだまだ道中長いので、しばらく進んだところで呼吸を合わせ、一丸となって上ることにする。

これだけ上りがきついと勾配が気になるので、POLAR・CS400で勾配を確認しつつ上る。ちょっと坂が緩くなったなぁと思っても8%だったりする。10%を越えるところも頻繁で、14%、16%と、カウントしていく。

中盤の“きのこ茶屋”を過ぎると檄坂区間もあと少しだ。気合いを入れて残る檄坂をカーブひとつずつクリアしていく。ようやく檄坂区間が終わる分岐に近づくが、勾配はどんどん増していくばかり。16%...17%...。分岐はもう目前。18%...19%「19パーセントでたぁ」と、叫んだところで、檄坂区間終了。と同時にDandelionさんの足がつりかける。

一休みして、再度スタート。この先はもう檄坂はないが、きつい勾配はまだまだ続く。 少しペースを抑え坦々と上るのみだ。
上に上がるにつれて、景色も開けてくる。眼下に広がる景色や、青空と山のコントラストも美しく、きつい坂もなんだか楽しくなってくる。
(だからまた来てしまうんですね!)

美しい景色を感応しながら、九十九折りをいくつもいくつも超え、上りも終盤戦なると、勾配も落ち着いてくる。
途中、野生のお猿さんと遭遇するシーンもあり、来るところまで来たんだなと実感する。
ようやく大野峠手前の県民の森に到着。ここまで来たことについていろいろと語り合ったり記念撮影をしたりして、少し長めの休憩を取る。

そして再び走り出す。
今度は大野峠を経て、刈場坂峠を目指す。大野峠を過ぎると下り基調なのであっという間に刈場坂峠に到着。

本来ここは通過点のはずだったのだが、あまりに景色が綺麗だったので、ここでも一旦休憩。味噌おでんを食べながらしばし景色に酔いしれる。

しばらくして、今度は正丸峠を目指すため約6kmのダウンヒル。下りきったらまた上り、なんとも効率が悪く感じるが、これが目的だから仕方がない。

ここまで来てペースはもう上がらないかな?と思っていると、上り始めからペースアップ。しばらく集団で進むものの、結局バラバラになり、最後は各々のペースで正丸峠に到着。正丸峠からの景色も綺麗で、今回は都心のビル群までくっきり見えました。

景色を見ながら昼食をとり、ここから何となく帰り道モード。山伏峠を経て、最後の小沢峠を越え、実はもう一つ、意外にきつい笹仁田峠で締めくくった、峠三昧のツール・ド・奥武蔵でした。